【お菊さんの呪い!?】

怪談の『番町皿屋敷』

を知っていますか?

「一枚、二枚、… 九枚、」

「一枚足りないー!!」

といえば伝わりますか?

大事な十枚揃いの皿の一枚を

割った罪で惨殺され、井戸に

放り込まれたお菊さんの幽霊が

恨めしそうに

皿の数を数えます。

そのお菊さんが放り込まれた

井戸にはたくさんの

不気味な虫が出現した

と言い伝えられています。

その虫は、

『お菊虫』

と呼ばれています。

その正体は、

「ジャコウアゲハ」

というアゲハチョウの

サナギです!

その形は奇妙で、

縛られたお菊さんの姿を

思わせます。

ジャコウアゲハは毒を

持っています。

あえて目立つ色にして

敵に有毒であることを

警告しているのです!

では、なぜジャコウアゲハは

毒をもっているのでしょうか?

それは幼虫がエサにする

「ウマノスズクサ」

が原因です!

「アリストロキア酸」

という毒が含まれています。

幼虫のときに食べた

毒素を体内に溜め込むことで

体に毒があります!