昆虫は、雄より雌の方が

体が大きいことがあります。

これは、

卵や幼虫の段階で

食べられる可能性が高いからです。

たくさんの子を産まない

哺乳類の雌は

体を大きくする必要がありません。

しかし、

哺乳類の中でも

ゴリラは雄の方が雌より

体が大きいです。

これはなぜでしょうか?

これは婚姻形態が影響していると

考えられます。

一夫多妻制の種では

雌雄の形質が大きく異なる

ことがあります。

雌に選ばれる雄は少数です。

これの極端な例が

ゾウアザラシ

です。

1頭の雄に約100頭の雌で

ハーレムを形成します。

それだけ雄どうしの争いは

激しくなるので、

体を大きくする必要があるのです。

数は少ないですが、

雌が求愛行動をする

一妻多夫制の動物もいます。

『タマギシ』

という鳥は、

雄が子育てをし、

雌は複数の雄と交尾をします。

そのため、

雌どうしの争いが激しく、

雄は慎重に相手を選びます。

雌は外見が鮮やかで体も大きくなり、

繁殖の時期になると雌が雄に求愛行動をするのです。