【実験準備5分以内】理科室の整え方

初任者

こんにちは!
もるです。

今回は、実験準備が5分以内に
できるようになる理科室の整え方
についてお伝えしていきます。

この記事にたどり着いたということは、

と感じているのではないでしょうか?
私も教員1年目のときは
実験のたびに1時間以上かけて
準備をしていました。

ですが、今回お伝えする理科室の整え方を
実践していただければ、


理科教員なら避けては通れない道です。
この機会に最高の理科室を
つくっていきましょう。

もし、わからないことがあれば
公式LINEでいつでも質問を
受け付けております。
お気軽に質問してください。

それでは最高の理科室をつくっていきましょう♪

理科室を整えるメリット

理科室を整えるメリットは3つあります。

まず1つ目に理科の授業で
最も大切なことは何はわかりますか?


そう、「安全性」ですね。
子どもにケガなく授業を終える。
これが最も大事なことです。

この安全性をつくる土台が
理科室の環境です。

器具の場所が明確で
整理されていると、
実験のときに取り出しやすく
片付けやすいです。

そのため、実験器具を子どもに
用意させる際に試験管などが割れたりする
ことを防ぐことができます。

2つ目の理由は
実験準備が効率的にできることです。


私がつくる理科室では、
実験のときに道具をほとんど全て
子どもが準備します。

そのため、教師の負担は格段に減って
実験準備はいつも5分以内で終わっています。
放課後に残業をして準備をしなくても
授業の合間に実験準備が終わります。


これは理科室の道具の配置を
整えることで子どもがスムーズに
動けるようにしているからです。

3つ目の理由は、
子どもの実験技術が向上することです。


技術を向上させるのに
一番効果的なのは実験をたくさん
自分達ですることです。


準備から片付けまで全ての工程を
子どもたちで行わせるので、
実験器具に触れる時間が増え、
扱い方がうまくなります。

また、使い方を器具の近くに
貼ることで、子どもが自ら理解
して操作をする姿勢を
引き出すことができます。

理科室を整えることは
教師と子どもにとって
いいことしかありません。

理科室の整え方

それでは、
具体的な理科室の整え方を
説明していきます。



理科室は3つのステップで
整えていきます。

ステップ1 実験器具の配置を決める
ステップ2 視覚支援をする
ステップ3 残数の把握

ステップ1 実験器具の配置を決める

ステップ1では、
実験器具の配置を決めます。

まずはじめに、
理科室のどこに何を配置するのかを
決めてください。

このとき、物理・化学・生物・地学の
4分野ごとにまとめて配置しておくと
授業をするときに子どもが
動きやすくなります。

次に、決めた位置に
ラベルを貼ってください。

ラベルを貼ることで
配置を忘れることを防ぎ、
子どもが実験器具の名称を覚える
ことにも役立ちます。

そこまでできたら、
棚に入っている実験道具を
全て棚から出してください。

このときに棚を拭き掃除することと
破損している器具を処分するように
しましょう。

これだけで理科室が
見違えるように変わることでしょう。


(薬品について)
理科準備室内の薬品について把握し、
現行の学習内容で使用しない薬品が
ある場合には処分をしましょう。

また、薬品庫内は
上段:安全な薬品
中段:よく使う薬品
下段:危険・液体薬品


の配置にしておくと
準備がしやすく、
地震などの場合にも危険な薬品が
落ちて割れることを防ぐことができます。

ステップ2 視覚支援をする

実験器具の配置が整ったら
子どもが動きやすいように
視覚支援をしていきます。

実験器具のラベルの色を変えたり、
ラベルの近くに🔴🟡🔵🟢のシールを貼る
ことでどの分野の実験で使う道具なのかを
視覚的に理解できるようにします。

また、顕微鏡やメスシリンダーなどの
操作が難しい道具の近くには
ラミネートした操作シートなどを貼っておくと


実験方法を自ら理解して
子どもが動くようになります。
理科室全体の配置シートを作成
しておくこともおすすめします。

スッテプ3 残数の把握

ステップ3では
実験器具の残数の把握をしていきます。

今、理科室に何がどれくらいあるか
把握していますか?
または
把握できるような工夫をしていますか?

この残数の把握をしないと、
無駄に道具を発注したり、

残数が少ないことに気づかず
授業で道具が足りないという状況に
つながることがあります。

残数を把握しやすいように
実験器具のチェックシートを作成する
ことをおすすめします。

学期ごとに確認をすることで
その後の授業がスムーズに行える
ようになります。

必要以上に実験器具がある場合
は処分して理科室に余白をつくる
ようにしましょう。

最高の理科室をつくるために

ここまでに示した3つのステップを
実践していただければ、


これまでの
実験準備に時間がかかったり、
子どもを危険にさらす機会が減り、

だから今すぐ
理科室の配置を考え始めてください。

何かお困りごとがあれば
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コメント

  1. Investing より:

    この記事はとても興味深いですね!理科室の作り方について詳しく書かれているので、参考になりそうです。特に、安全面や効率性を考慮した設計が重要だと感じました。自分もこんな理科室を作ってみたいと思いましたが、予算やスペースの制約はどうクリアすればいいのでしょうか?また、実際に使う人たちの意見を取り入れることも大切だと思います。皆さんはどんな理科室を理想としていますか?ぜひ意見を聞かせてください!

    • もる先生 もる先生 より:

      コメントありがとうございます!
      安全で効率の良い実験ができる理科室をぜひつくってくださいね!

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